電気学会全国大会講演要旨
4-002
並列3レベルインバータの出力電流均等制御
◎大井一伸・齋木邦彦・平尾邦朗(明電舎)
インバータ大容量化の手段としてインバータユニットの並列接続があり、各ユニットの出力電流を均等にするためにはIGBTのスイッチングタイミングを揃えることが重要である。本論文では3レベルインバータ並列接続構成に適用可能な出力電流均等制御を検討した。提案法ではIGBT数の2倍の積分アンプを使用し、スイッチング回数の増減する出力電圧零クロスでは積分アンプを停止する。IGBTのスイッチングタイミングや電圧降下にずれを与えた条件でシミュレーションによる動作確認を行い、各ユニット出力電流が均等になることを確認した。