電気学会全国大会講演要旨
3-131
電気定位による簡易水中センシングシステムの開発研究
◎遠藤沙弥圭・露木完吾・山形恭佑・三枝幹雄(茨城大学)
本研究の目的は、弱電気魚の用いるセンシングシステムである電気定位を工学応用した水中センサーの開発である。 弱電気魚は、体内に発電器官があり自身の放電により周囲に電界を形成し、体表面にある無数の感受器官により電界の変化を感知することで、周囲の物体を検出することが出来ます。このセンシングシステムを電気定位と言う。 本研究では、センサーを試作し測定対象物の有無による水中の電界変化の測定を行った。また、測定信号の変化はとても微小であるため、微小信号の計測が可能である小型計測器の製作も行っている。試作したセンサーの概要とそれを用いた計測結果について、報告する。