電気学会全国大会講演要旨
3-109
ヒータ加熱方式を用いた超小型香り発生デバイスの性能評価
◎柏木賢太・上田隆幸・寺尾京平・鈴木孝明・高尾英邦・下川房男(香川大学)・中本高道(東京工業大学)
著者らは、MEMS技術を用いて、この香り発生デバイスの小型化(大きさ:数cm以下)に向けて、ヒータ加熱方式に着目し、新たなデバイス構成を提案した。そして、香料を薄膜ヒータにより加熱・気化し、マイクロバルブの開閉動作と組み合わせることで、香料の発生・遮断を行う小型の香り発生デバイスを製作し、デバイスの基本動作検証(香りの発生/遮断)を行った。更に、本デバイスにより濃度制御が可能な事を明らかにした。