電気学会全国大会講演要旨
3-106
昆虫嗅覚受容体を用いた匂いセンサシステムの研究
◎鈴木良宜・柿崎三姫・中本高道(東京工業大学)・神崎亮平・光野秀文(東京大学)・三澤宣雄(豊橋技術科学大学)
生物に近い特性を有する匂いセンサ実現のためには、嗅覚受容体そのものをセンサ素子とするのが良い。そこで、脊椎動物と比べて仕組みの簡素な昆虫嗅覚受容体を発現させた細胞をセンサ素子として用いることで、匂いセンサの高感度化、高選択性化を目指す。本研究では、細胞及び匂い刺激機構と光学検出系の一体型センサシステムの開発を目的とする。