電気学会全国大会講演要旨
3-029
定周期無線通信システムにおける経路切り替え方式の開発
◎大西直哉・中谷博司・高仲 徹(東芝)
産業向け制御機器の設置時間を短縮し、設置コストと運用コストを低減するため、機器間通信の無線化が求められている。定周期で無線通信を行うシステムにおいて、無線の干渉や機器の故障などにより伝送が途切れた場合、一定時間以内に通信を復帰させる必要がある。本稿では、複数の無線ノードがあるシステムにおいて、事前に代替経路を探索しておくことにより、一定時間以内に経路を切り替え通信を復帰させる方式を提案する。920MHz帯無線モジュールを使用し、試作した経路切り替え方式を検証し、一定時間以内に経路切り替えが可能であることを示す。