電気学会全国大会講演要旨
3-023
プラント建設における工程評価支援システム
◎杉本洋平・関 洋(日立製作所)・中満憲彦(日立GEニュークリア・エナジー)
発電プラントの建設プロジェクトは非常に大規模であり、遅延発生時には企業の収益に与える影響が大きいという特徴がある。遅延リスクを低減するためには,計画された建設工程の妥当性を十分に検証することが重要である。そのため、本研究では、工期余裕度という評価指標を定義し,そのバラツキをベータ分布によりモデル化することで、過去の実績と比較評価する工期評価機能を開発した。また、3D-CADと工程を連携させて,並列作業の干渉を自動判定する時空間作業干渉チェック機能を開発した。実機評価により本機能の動作の適切さを確認し,また,5%有意水準でのカイ二乗検定によりベータ分布によるモデル化の妥当性を確認した。