電気学会全国大会講演要旨
3-008
エネルギーハーベスティングによるセンサ用電源の技術検討
○山里将史・福田有貴・岡田直喜・大木秀人(日新電機)
電力機器の信頼性維持,事故・障害の未然防止をはかることは,電力を安定供給する上で重要である。近年,多くの診断システムや監視用センサが開発され,各種センサを取付け,機器状態を監視するニーズが高まっているが,センサ電源の確保が困難な場合があり,周囲環境から電力を取り出すエネルギーハーベスティングの適用が望まれる。 今回我々は,スイッチギヤの内部に取り付けるセンサの電源用に,高圧母線〜接地電位間の静電誘導から微小な電流を取り出して蓄電するエネルギーハーベスティング方式の電源を開発した。 電池レス,メンテナンスフリーのセンサの電源として活用していく。