電気学会全国大会講演要旨
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磁気シールドルームの低周波遮蔽性能評価法の検討その1.遠方磁気ノイズに対する評価
○米山祐太・酒井昭彦(技研興業)・結城 聡・風見邦夫(横河電機)・山﨑慶太(竹中工務店)・新納敏文(鹿島建設)・山口孝夫(大同プラント工業)・嶋田正明(日立金属)・村松和弘(佐賀大学)
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)金属磁性材料標準化専門委員会は,2012年1月にJEITA-EM4502規格(1Hz以下)を制定した。 引き続き、姉妹版の1Hzよりも高い周波数(低周波と称す)の遮蔽性能評価法の規格化を検討している。低周波において、導電層を含み,渦電流の影響が無視できない磁気シールドルーム(MSR)に対して,超低周波の4502規格が適用できないことが分かっている。本報では三次元磁界解析を用いて、一様磁界印加時のSF評価法の妥当性について検討する。低周波では,コイル配置によって生じる、磁束密度の分布の特異な領域だけを評価しないようにするため、中心と周辺4点の計5点で測定し評価する必要があることが分かった。