電気学会全国大会講演要旨
2-110
非接触給電中の漏洩磁界と送受電コイル形状に関する検討
◎太田佑貴・田倉哲也・佐藤文博・松木英敏・佐藤忠邦(東北大学)・湯山昭房・佐々木 秀・加藤敏明(光電子)
非接触給電技術は,モバイル機器や電気自動車,医療機器等に対し,ワイヤレスで簡便に電力を供給できる技術として大きく期待されている.我々の取り組む電磁誘導方式では非接触給電に必要な磁界が周囲の電子回路や機器等に対して電磁ノイズ源として作用することが課題としてあげられている.これまでの検討では,コイル形状を変更することにより効率を保ちながら漏洩磁界を低減する手法について理論的な解析を行ってきた.今回はコイル形状による漏洩磁界の低減効果について実験的な検討を加え効果を確認したのでこれを報告する.