電気学会全国大会講演要旨
2-102
酸素欠損型酸化チタンの経時特性評価
◎矢澤翔大(日本大学)・竹内智彦・中野拓真・片山 昇・荒木翔太(東京理科大学)・工藤祐輔・中西哲也(日本大学)・小越澄雄(東京理科大学)
代表的な光触媒の一つである酸化チタンは紫外線照射時にしか光活性できないので可視光応答型酸化チタン光触媒の研究が盛んに行われている。 著者らは水素マイクロ波プラズマ処理を行った酸素欠損型光触媒に注目し研究を行っている。しかし,酸素欠損型光触媒は作製後時間が経過すると性能が劣化し,性能がなくなると言われていた。本研究では作製後から時間の経過した酸素欠損型光触媒に室内光を照射した場合のメチレンブルー分解特性およびホルムアルデヒド分解特性を測定し,経時特性を評価した。 水素マイクロ波プラズマ処理を行った酸素欠損型酸化チタンの性能は劣化し続けるのではなく性能は安定することがわかった。