電気学会全国大会講演要旨
2-061
モールド絶縁の寿命に対する部分放電の影響
○上羽正尭・飯田和生・梅村時博(三重大学)・匹田政幸・小迫雅裕(九州工業大学)・中村勇介・広瀬達也(東芝)・東山雅一・前田照彦(東芝産業機器システム)
固体絶縁機器の絶縁体内部におけるボイドや剥離等の欠陥内部で生じる部分放電が機器の劣化を早めることが報告されており、機器寿命と部分放電の関係を調査、検討し課電寿命評価の基礎とすることを目的としている。本研究ではエポキシ樹脂で平行平板に配置した電極をモールドした試料を用いて、交流電圧17.5kVで部分放電電荷量を測定しながらV-t試験を行った。その結果、放電電荷量が小さい試料ほど寿命が長くなる傾向を示し。また、その中でも大きい放電は寿命に大きな影響を及ぼすことが認められた。