電気学会全国大会講演要旨
2-024
方形波電圧のデューティー比が経皮吸収テープ中の空間電荷挙動に与える影響
◎林 祐士・杉山拓馬・川島朋裕・村上義信・長尾雅行(豊橋技術科学大学)
経皮吸収テープは、薬物を徐々に体内へ浸透させ、効果を長時間持続させることができる。外部信号で浸透状況を制御することができれば、医療的な実用性の向上が期待できる。筆者らは、薬物に起因した空間電荷観測を行っており、薬物添加濃度が高い場合はバイアス電圧を方形波とすることにより薬物に起因する空間電荷を観測できることを報告した。本論文では、最適挙動観測条件を調査するためバイアス方形波電圧のディーティー比が空間電荷挙動に与える影響を調査したので報告する。