電気学会全国大会講演要旨
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同一光路型干渉計による多重化したファイバブラッググレーティングの反射波長の測定
◎金井智英・新井雅人・肥後尚志・篠田之孝(日本大学)
人工建造物や危険区域等の健全度を把握することは重要な課題である.本研究ではファイバブラッググレーティング(FBG)を用いた光ファイバ型構造ヘルスモニタリングシステムの構築を企図している.FBGは特定の波長(ブラッグ波長)のみを反射し,ブラッグ波長はひずみが加わると長波長側に変化するため,ひずみセンサとして用いることができる.実験は波長5nm間隔5種類のブラッグ波長のFBGを多重化し,ブラッグ波長毎に同一光路型干渉計に同一波長のFBGを多点設置した。本文は光周波数掃引を用いて,多重化したFBGの反射波長を2s毎に測定した実験結果の報告である.