電気学会全国大会講演要旨
1-100
交直変換標準の低電圧への拡張
○藤木弘之・天谷康孝(産業技術総合研究所)
100 mV以上の交直変換標準(交流電圧標準)は、熱形の交直変換器(サーマルコンバータ)を用いて、直流電圧と交流電圧をジュール熱に変換し、それら実効値を比較測定することによって導かれている。一方、100 mV以下の低電圧では、サーマルコンバータへの入力電圧が十分でないので、アンプとサーマルコンバータを組み合わせて、交直変換標準が導かれる。アンプ付き交直変換器は、交直差の電圧依存が大きく、電圧拡張の方法が通常と異なり、抵抗分圧器を用いる。今回10 mVまで、交直変換標準の拡張を行い、標準の供給を開始したので、報告する。