電気学会全国大会講演要旨
1-087
交流電圧印加時における平角エナメル線の部分放電特性
◎木下信義・上村勇介・清水裕太・岡田 翔・上野秀樹(兵庫県立大学)・溝口 晃・菅原 潤(住友電気工業)
近年、パワーエレクトロニクスの発達によりモーターの高効率な駆動・制御・省エネの観点から動作周波数の高速化が進められている。しかし、動作周波数の高速化に伴い発生するインバーターサージがモータ巻線に進入し、部分放電劣化を生じることが問題となっている。この問題に対してサージ低減の対策が行われており、エナメル線の部分放電発生メカニズムの解明が行われてきた。本研究ではモータ巻線として使用されている平角線に着目して,商用周波数、交流電圧印加時においての部分放電特性を調査し、報告する。