電気学会全国大会講演要旨
1-072
静電噴霧における水粒径の影響に関する研究
◎天野利宣・小笠原卓哉・相馬達成・大山龍一郎(東海大学)
静電噴霧は液体を帯電させて散布を行う方法である。本報では1流体と2流体の2種類のノズルを用いて静電噴霧実験を行ったので報告する。 噴霧される水の粒径が異なるノズルを3つ用いそれぞれ実験を行った。静電誘導のための誘導電極にはリング状の誘導電極を用いた。1流体のノズルAではノズルから電極間距離を15[mm]印加電圧を2.5~5[kV]とし、1流体ノズルB及び2流体ノズルCではノズルから電極間距離2[mm]印加電圧を4~9[kV]とした。 本実験では、比電荷は静電誘導電圧に依存して増加するが、コロナ放電が発生すると帯電量が減少した。また、ノズルから噴出された噴霧水の粒径が小さいほど電荷の帯電量が増えることを確認した。