電気学会全国大会講演要旨
1-044
対向発散磁界の分界面を通過する拡散電子のエネルギー分布解析
◎南 雄大・浅見勇介・菅原広剛・村山明宏(北海道大学)
X点プラズマは誘導結合型プラズマの一種である。円筒容器の周囲に2本の直流コイルが同軸状に配置され,両コイルの磁界が向かい合い対向発散磁界が形成される。プラズマは電界が強いRFアンテナ付近で生成され,対向発散磁界の境(separatrix,分界面)で上下2つの領域に分かれる。本報では分界面の働きを理解するため,分界面の上側から下側に移る電子のエネルギーについてモンテカルロ法により解析した。分界面を通って電子が上側から下側へ初めて移行した瞬間の電子の位置とエネルギーをサンプリングしたところ,拡散電子は容器中心付近よりも外側においてエネルギーが高い様子が観察された。