電気学会全国大会講演要旨
1-034
弱電離気体プラズマの解析(CXVII)-プラズマジェット照射水中のイオン濃度測定
◎髙橋一弘・佐藤孝紀・伊藤秀範(室蘭工業大学)
誘電体バリア放電式のプラズマジェットリアクタを用いて,室内空気を混合したアルゴンプラズマジェットを発生させ,これをイオン交換水に照射したときの水中のROS/RNS(Reactive Oxygen Species/Reactive Nitrogen Species)濃度を測定した。照射水中には,NO2-, NO3-およびH2O2が溶存しており,これらの濃度はプラズマジェットの照射とともに直線的に増加することがわかった。また,NO2-, NO3-およびH2O2の濃度の上昇レートは,それぞれ0.082, 0.063および0.063 ppm/minとなることがわかった。