電気学会全国大会講演要旨
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Cockcroft-Walton4倍型LED点灯回路でのコンデンサ容量比に対する動作特性解析
◎兼高邦彦・山口智浩・渡辺良男(神奈川大学)
LED点灯回路としてコッククロフト型回路を提案している。コッククロフト回路は昇圧段数に比例してコンデンサ数が増加し、回路中のコンデンサ容量の組み合わせにより出力特性及び入力特性が変化する。本研究では4倍型コッククロフト回路の回路方程式を用いてコンデンサ容量に対する特性変化を検討する。4倍型コッククロフトは昇圧用コンデンサC1とLED負荷に並列接続のコンデンサC2が存在する。電力一定の条件ではC1を小にすると入力力率は大となり、LED電流は若干増加する。C1を小にしても一定電力を得るためのC2の容量は変わらない。従って、C2は出力電力を規定するコンデンサである。