電気学会全国大会講演要旨
1-028
光周波数領域反射測定法を用いたファイバブラッググレーティングの多点化の基礎的検討
◎新井雅人・金井智英・山口達也・肥後尚志・篠田之孝(日本大学)
本研究はダムや橋梁などの人工構造物や危険地域等の健全度を把握するための光ファイバ型センサを用いた構造ヘルスモニタリングの構築を目的としている。光ファイバ型センサであるファイバブラッググレーティング(FBG)は特定の波長であるブラッグ波長のみを反射する。FBGは長さ方向のひずみに対して反射波長が長波長側にシフトするため,反射波長を測定することでひずみセンサとして利用できる。本文は光周波数領域反射測定法(OFDR)を用いて同一光路に同一ブラッグ波長のFBGの多点化し,各FBGを設置した位置毎に分離し,反射波長の測定を行い,多点化の検討を行った報告である。