電気学会全国大会講演要旨
1-018
誘電体と導体が混合した物体による電磁波の散乱
◎近藤久純・尾崎亮介・山崎恒樹(日本大学)
任意形状物体による電磁波の散乱問題は,様々な数値解法(モーメント法,境界要素法,有限要素法)により報告されている.アトム法は,散乱体の分極に着目した手法の為,導体と誘電体が混合した物体に適用可能で,任意形状を持つ混合物体の散乱問題に対して有力な解法の一つである.本文では,導体と誘電体が混合した物体による電磁波の散乱問題をアトム法を用いて解析し,アトム半径が散乱特性に及ぼす影響を検討する.