電気学会全国大会講演要旨
7-116
JLDNによる冬季の帰還雷撃の捕捉状況
石井 勝・○藤居文行・齋藤幹久(東京大学)・夏野大輔(東洋設計)・杉田明子(フランクリン・ジャパン)
日本海側の風力発電用風車では冬季雷による被害が多発しており、その地域の風車に設置したロゴスキーコイルにより、冬季に多数の雷撃電流が観測されている。観測された雷電流波形の中から、通常の落雷の後続雷撃の性質を持つ波形を抽出し、その雷撃のJLDN(Japanese Lightning Detection Network)による捕捉状況を調査した。JLDNは日本列島とその周辺に発生した雷放電の位置標定を行うLLS(Lightning Location System)である