6-305
事故点標定のための多ポート分岐送電線の線路定数推定法
◎八十広輔・久門尚史・和田修己(京都大学)・木村雄二・田中慎太郎・福井絢子(東芝)
アダプティブリレー,フォールトロケータなどの整定のためには,正確な線路定数が必要とされる.これまでに分岐のない三相一回線送電線,三相二回線送電線に対しては,系統操作を利用した線路定数推定法,電力潮流の時間変化を利用した線路定数推定法が提案されている.本稿では,電力潮流の時間変化を利用した手法の拡張として,木構造分岐送電線について,特に対称座標法で正相成分の等価回路で置き換えた場合の送電線の各区間の線路定数推定法について検討した.線路の各区間を正相分の直列インピーダンスのみの等価回路で置き換えた場合,2回の測定により,線路定数の推定ができることを示し,それを数値的に確認した.