電気学会全国大会講演要旨
6-284
太陽光発電電力のカオス短期間予測法の実験的検証
◎山形彰宏・髙橋明子・今井 純・舩曳繁之(岡山大学)
近年,地球温暖化やエネルギー資源などの環境問題対策として自然エネルギーを利用した発電が注目されている。これらの中でも太陽光発電(PV : Photovoltaic generation)システムは,環境負荷が少なく分散型電源として各家庭への普及が期待されている電源の1つである。しかし,PV電力は気象変動により急峻に変動し,電力系統に連系すると電力品質に悪影響を及ぼす可能性がある。その対策として,電気二重層キャパシタ(EDLC : Electric Double-Layer Capacitor)を用いた電力平滑化制御法が提案されている。しかし,平滑化制御に用いる移動平均法(MA : Moving Average Method)では大きな時間遅れが生じ,EDLC容量が増大する問題があるそこで,MAの時間遅れを補償するために,カオス短期間予測を用いた移動平均法が提案されている。本文では,シミュレーションで有効性が示されたPV電力のカオス短期間予測法を,実際のPVシステムを用いてリアルタイムで行うことでその精度を検証する。