電気学会全国大会講演要旨
6-262
直流遮断機を適用した大容量自励式直流送電システムの直流事故除去特性
◎木村諒太(東京大学)・佐野憲一朗(電力中央研究所)・高崎昌洋(電力中央研究所/東京大学)
日本の風力資源は電力需要が大きい東京などから遠方に多く存在する。この長距離を送電する方式として自励式直流送電が適する可能性がある。しかし,自励式直流送電の高速な直流事故除去には技術的な課題がある。この課題を解決するため,直流遮断器の適用が検討されているが,長距離・大容量の自励式直流送電における直流遮断器を用いた事故除去時の挙動は,これまで詳細に検証された例はない。本論文では,送電容量2.4GW,架空線送電距離600 kmの自励式双極直流送電システムにおいて、直流遮断器により直流線路地絡事故を除去する際の挙動をシミュレーションし、事故電流の遮断と健全極の運転継続ができる事を確認した。