電気学会全国大会講演要旨
6-240
SF6ガス中における正極性特異部分放電発生条件
◎水野龍之介・小島寛樹・早川直樹・花井正広(名古屋大学)・吉田昌展(中部電力)・大久保 仁(名古屋大学)
GISの汎用的な診断技術の確立には部分放電(PD)の発生メカニズムに立脚した検討が不可欠である。本論文では、SF6ガス中における正極性PD特性とその発生メカニズムについて検討した。その結果、1気圧の低電圧では各電圧周期の最初の正極性PDは後続のPDに比べピーク電流値が100倍程度であり、発光が針先端全域に広がることを明らかにした。このような特徴は印加電圧・ガス圧の上昇とともに見られなくなり、各条件における針先端の電界の空間電荷や微小突起の影響を考慮した。その結果、針先端全域がほぼ一様に高電界化した時、針先端全域で発光するような極めて大きなPDが発生する可能性を見出した。