電気学会全国大会講演要旨
6-188
異なる消弧板配置における直流アーク遮断過程での発生電圧
◎伊藤丈博・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・池田順一・丹羽芳充・坂口 亙(東芝)
低圧・高圧直流システムでは,開閉保護装置として気中遮断器が用いられている。一部の気中遮断器では,アークシュートを具備し,そこでは限られた空間に多数枚の消弧板を配置している。直流電流を限流遮断するには,消弧板配置空間での発生電圧を高めることが重要である。本報告では,消弧板の配置条件を4 種類設定し,消弧板空間における発生電圧を測定した。アーク電流として直流減衰電流を流し,そのピーク値を段階的に増加させた。その結果,多数枚の消弧板を狭い間隙で配置することは,遮断すべき直流電流が大きくなるほど,限流遮断にとって有効ではない可能性があることがわかった。