6-165
配電系統における超分散電圧制御のコンセプト
○渡辺雅浩・熊谷正俊・逢見翔太・山根憲一郎・佐藤康生・原田泰志(日立製作所)
本稿では,限定的な通信回線を活用した分散制御によって集中制御に準ずる最適化を実現する配電制御方式として,超分散電圧制御のコンセプトについて述べる。超分散電圧制御は複数の電圧制御機器に備えられた分散コントローラによる自律協調制御である。各コントローラは自端計測情報と限定的な他端計測情報に基づいて配電系統の状態量を推定し,状態量に対する他端制御量も推定しつつ,系統全体の電圧偏差と各制御機器の制御量が最小化するように自端制御量を最適化する。各コントローラは自律した制御系だが,制御対象である配電系統の状態量を部分的に共有することで,分散フィードバック系として電圧安定化の機能を示す。