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系統状態観測に基づく電力系統広域安定度特性パラメータ推定
◎串崎健太・藤田太郎・三谷康範・渡邊政幸(九州工業大学)・見山雅英・木原秀美(九州電力)
西日本60Hz系統は、地理的制約のため東西に長く延びた長距離くし型系統を構成している。そのため、周期が2〜3秒である系統連系間広域動揺の発生が観測され、潮流状態によっては将来的にその不安定性が問題となる可能性もある。著者らは、全国各地の大学に小型の位相計測装置(PMU)を分散設置することにより、広域動揺の観測を行ってきた。一方、60Hz系の連系拠点の1つである関門連系線潮流データからも広域動揺を観測できる。本稿においては、PMUにより計測された九州工業大学、名古屋工業大学間の広域位相差データ及び、九州電力(株)より提供された関門連系線潮流データを用いて、広域動揺の安定度の指標である慣性、同期化力定数を推定する。