6-019
送電限界を超えた領域に対する近傍潮流解の算出方法(その1)
◎直江将平・河辺賢一・田中和幸(富山大学)
現在,広く用いられているNewton-Raphson法を基本とした潮流計算手法では,反復計算が収束しなかった場合に,その計算過程から解の有無を知ることはできない。多根潮流計算を用いれば,解の非存在を知ることはできるが,近傍の安定解に関する情報は得られず,近傍解を求めるためには一般に多くの試行錯誤を要する。そこで本論文では,潮流計算において解が存在しない場合に,その限界逸脱負荷を特定するとともに,近傍解を求める新たな潮流計算手法を提案し、計算機シミュレーションによりその有効性を検証した。その結果,限界逸脱負荷ノードを特定することができ,さらに当該負荷を定Z化することで,効率的に近傍解を得ることができた。