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機械式無瞬停電源切替器の開発
◎柘植修平・菱沼好和(東日本旅客鉄道)・小田嶋一樹(ジェイアール東日本建築設計)・若林 晃(共立継器)
駅設備であるエレベータやエスカレータなどの三相負荷に対して無瞬停電源切替器を設置することで、運用等で発生する切替停電時でも無瞬停(切替時間10ms)で電源の切替を行い、電源の安定供給を行っている。しかし、現行の静止型電源切替器は、サイリスタを使用するため、熱に弱く、設置場所の温度等制約条件がある。また、サイリスタ自体で発生する電圧降下や、常時電源の消費が課題として挙げられる。よって、サイリスタを使用しない機械的スイッチ機構を採用することが出来れば、設置環境の制限緩和と省エネルギー効果が見込まれる。本発表では、開発品の単体試験及びフィールド試験を行い、性能を検証した結果を報告する。