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高信頼切換装置の開発
◎藤本健晃・松岡一正(東芝三菱電機産業システム)
24時間/365日無停止で運用できる電源システムが求められており、UPSが必要不可欠である。また、UPSの保守点検時においても給電信頼性を維持する手段が必要となる。そのため、2系統のUPSを入力として意図した系統のUPSから負荷へと給電を行うことができる系統切換装置を使用してきた。
これにより、片側のUPSの保守点検時においては無瞬断で他方のUPSに切換ることが可能である。
本稿では従来使用してきた切換装置において切換方式の変更を行い、常時切換時の給電区間の多重化を行うことで切換回路部の故障に際しても無瞬断切換が可能となり更なる給電信頼性の向上を実現した。