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電磁鋼板の応力下での磁気測定方法の検討
○千田邦浩・財前善彰・小関新司(JFEスチール)
単板試料を用いて電磁鋼板の圧縮応力下での磁気特性を測定するための方法を検討し,座屈防止のための押さえ板からの摩擦力の影響の影響を引張応力側での磁化力Hmの変化により評価した。座屈防止の効果が十分な面圧0.13MPaでは,試料が感じる応力は外部からの応力(27〜133MPa)の0.84〜0.95に減じられた。ここで得られた比率を用いて外部から加えた応力を補正することで試料に実際にかかっている応力の平均値を算定することが可能である。