1-185
HeおよびArを用いた場合の誘導結合型プラズマ推進器の推進性能の比較
◎加藤隆寛・藤野貴康(筑波大学)・船木一幸(宇宙航空研究開発機構)
推進剤にHeおよびArを用いたときの誘導結合型プラズマ推進器(ICPスラスタ)の推進性能を2次元電磁流体解析結果から比較検討した。解析対象とするICPスラスタは,誘導コイルが外壁に巻かれた円形断面の超音速ノズルからなる。超音速ノズルの全長は120 mm,入口半径は10 mm,スロート半径は5 mm,出口半径は9 mmである。推進剤をArからHeに変更することで,投入電力量0 kW~1 kWの範囲で推力密度,比推力が増加した。ただし,Heの推力密度,比推力は投入電力0 kWではArの3倍程度だが,1 kWでは1.3倍程度と,投入電力を増加させたとき,HeとArの性能差は縮まる傾向にある。