1-140
電磁波吸収シートを用いたアンテナ近傍の磁界強度分布計測
◎許斐真広・小峯祐司・田中康寛(東京都市大学)・前野 恭(情報通信研究機構)
近年、電子機器が発する電磁ノイズが周囲の電子機器に影響を与えるEMI問題が注目されている。この問題の解決には、電磁ノイズ放射源を特定し、ノイズ対策部品を適切な位置に実装する必要がある。我々の研究グループは、電磁ノイズ放射源を特定するために、電界強度と磁界強度を区別して可視化ができる電磁波吸収シートを用いた電磁界分布計測装置を開発した。この手法では、吸収シートの種類を変えることで、電界と磁界の分布を区別できる。しかし、磁界計測用吸収シートを用いた計測では、吸収シートによる電磁界の擾乱の影響を受けたのか、吸収シートの温度変化と磁界強度の関係には若干の相違が見られた。そこで今回は、擾乱の少ない吸収シート(磁性材料 : フェライト)を用いて正確な磁界強度分布計測を試みた。