1-084
プラズマ切断における磁気シールドによる磁気吹きの抑制
◎伊藤 毅・片田優介・上杉喜彦・田中康規・石島達夫(金沢大学)・山口義博(コマツ産機)
プラズマ切断は,プラズマジェットで鋼材を加熱溶融し,同時に溶融金属を吹き飛ばして切断する熱切断方式である.切断する鋼板が磁気を帯びているとプラズマジェットはローレンツ力を受けて不安定となり,結果として切断面不良やノズル損傷が発生する.この現象は磁気吹き現象と呼ばれ,プラズマ切断の生産性を阻害する.本研究ではプラズマトーチに強磁性体でできた磁気シールドカバーを装着し,磁気吹き現象の一種であるダブルアークの発生の抑制を試みた.その結果,プラズマジェットの外部磁場に対する耐性が顕著に改善した.鋼板を直接消磁しなくてもノズル内磁場を軽減すればダブルアークの発生を防げることがわかった.