電気学会全国大会講演要旨
6-320
乾燥空気中の雷インパルス電圧絶縁特性評価
◎大橋優一・櫻井浩治・小林真彦・松久高士(高岳製作所)
実使用を想定した電極構成(半球(φ90)-平板電極)、かつ、電極表面粗さ(最大高さ12.5μm以下)の条件に対する乾燥空気中の絶縁性能を雷インパルス試験(負極)により把握した。乾燥空気圧力(0.1〜0.55MPa-abs)、ギャップ長(10〜70mm)をパラメータに初回破壊電界を求めた。考察において分散分析という手法を用い、圧力・ギャップの効果を定量的に求めた。ギャップ長が10mmから30mmの時、初回破壊電界は、ギャップ長に対して1次関数的に、乾燥空気圧力に対して2次関数的に有意であることが分かった。一方、ギャップ長が30mmから70mmの時、初回破壊電界は、ギャップ長に対して有意でないことが分かった。