電気学会全国大会講演要旨
6-315
高経年ガス遮断器の劣化診断へのスローリーク監視の適用性に関するフィールド評価
○永田慎一・星島 亘(中国電力)・上田晃司・西田智恵子(三菱電機)
ガス絶縁遮断器(GCB)を運用してから40年が経過し,機器の寿命を把握するため,各部位の劣化状況の評価を行っている。GCBの寿命を判断する要因の1つとして,シール部の劣化が挙げられ,高経年GCBのSF6ガスのリーク管理が,機器更新の判断を行う上で必要となってくる。このため,高感度ガス圧力センサを搭載したガススローリーク監視装置が実用化されており,本装置のフィールドにおける適用性に関する評価を行い,劣化診断としての有効性を確認したので報告する。