電気学会全国大会講演要旨
6-310
電磁波放射源可視化装置における複数放射源表示手法の基礎検討
◎芝田拓樹・埋金寿壮・大塚信也(九州工業大学)
電力機器の絶縁診断やEMIの測定において、電磁波放射源の位置標定技術が必要とされており、これまで、電磁波発生位置を容易に理解し、且つ結果の妥当性を直ちに判断出来る電磁波放射源の可視化装置の開発を行ってきた。絶縁診断やモニタリングを行う場合、検出信号の時間変化特性を知ることは、放電源、即ち絶縁異常状態の経時変化を知ることと等価であり重要である。そこで,これまでに可視化装置において時系列で取得した電磁波信号をどのように表示するのがよいかを検討し,検出電磁波時間特性の表示手法を提案している。本研究では、複数の放電源がある場合の位置標定実験を行い、提案表示手法に関する基礎検討を行った。