電気学会全国大会講演要旨
6-297
直流用気中モデル遮断器における消弧板配置条件の違いによる発生電圧の相違とその要因分離
◎堀田康裕・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・池田順一・丹羽芳充・坂口 亙(東芝)
低圧・高圧の直流システムでは気中遮断器が用いられている。気中遮断器の一部は,消弧板を配置したアークシュートを具備している。しかし,アークシュートでの直流アーク遮断現象は十分には解明されていない。 本報告では,実験用気中アーク遮断装置において,消弧板の配置位置として二つの条件(12枚配置および8枚配置)をとりあげ,消弧板設置空間での電圧発生値の相違に関する考察に着手した。 具体的には,発生電圧を電極降下電圧分とアークコラム電圧分に分離することを試みた。 それにより,消弧板配置条件の違いによる電圧発生値の相違を考察した。