電気学会全国大会講演要旨
6-296
分散型電源からの逆潮流に対応した事故区間表示機能開閉器の開発
○石川征宏・金澤昌樹(東北電力)・石川 厚・永田 隼(三英社製作所)
当社の配電線路には,事故点の早期発見と迅速な復旧等を目的に,地絡・短絡事故が発生した際に事故点の方向を表示する開閉器(Fault Targetting Air Switchの頭文字をとって以下,「FTAS」という)が施設されている。 このFTASは潮流の負荷側事故時に事故表示する機能があるが,逆潮流が発生している配電線路では事故点の方向を誤って表示する問題があった。これら課題解決へ向け,潮流方向に関わらず適切に事故方向を判定する機能および遠隔監視・制御システムへの適用について紹介する。