電気学会全国大会講演要旨
6-289
高速度ビデオによる真空アークの観測 -大電流領域でのアノード現象-
◎長谷川光佑・長竹和浩・松井芳彦(日本AEパワーシステムズ)
高速度ビデオを用い、縦磁界により安定化した真空アークの挙動を観測した。アーク電流が増加するとアノードの溶融が発生するが、溶融部の詳細な観測を行い溶融が発生する電流-印加磁界条件を把握した。 印加する磁界を増加させることにより、アノード溶融が始まる電流(遮断限界に近い)を増加させることができる。 また、アノード溶融部からのプラズマプルーム発生が観測され、さらに電流ゼロ点前に溶融部から金属蒸気が発生していることも確認された。