電気学会全国大会講演要旨
6-288
タンク形VCBの余寿命評価に関する調査
○長竹和浩(日本AEパワーシステムズ)・納原俊男・古本嘉治・髙田博和(北陸電力)・渡邉勝章・長 輝通(日本AEパワーシステムズ)
84kVクラスのタンク形VCBは,1980年以降約3500台が納入されており,今後,順次経年30年を迎えようとしている(1)。このような状況の中,高経年タンク形VCBの劣化度,寿命評価を行なうことにより,適正な更新時期を設定する必要がある。今回,タンク形VCBの余寿命判断材料となるデータを取得することを目的として,経年劣化品及び,多数回動作劣化品の2台を工場へ持ち帰り,出荷試験相当の性能確認試験実施後,部品レベルに対して,劣化状況を調査したので,その概要について報告する。