電気学会全国大会講演要旨
6-286
真空遮断器用のひだ付き絶縁物の汚損湿潤状態での沿面放電メカニズム
○木村俊則・井上直明・中田勝志・後藤圭二・稲葉 繁(三菱電機)
真空遮断器の信頼性向上のため、汚損湿潤環境下における絶縁物の沿面放電メカニズムの研究を行っている。本報告では、絶縁ロッドを用いてひだの位置と高さの影響を調べた結果を報告する。実験の結果、絶縁ロッドのひだの位置が汚損閃絡電圧に影響することが分った。この原因として、絶縁ロッド両端に挿入された電極の影響で、ひだ位置によってドライバンドの電界が変化することが考えられる。