電気学会全国大会講演要旨
6-274
温度300-30,000 KにおけるSF6-CO2混合ガスの構成粒子 -アーク遮断後の生成物に関する一検討-
○横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・佐藤基宗・堀之内克彦(三菱電機)
SF6は,ガス遮断器およびガス絶縁開閉装置に絶縁・消弧ガスとして用いられている。 しかし,SF6は高い地球温暖化係数を有することから,環境適応に向けて,同ガスの使用量の低減策が期待されている。SF6使用量の低減法の一つとして,他種ガスを混合することが考えられる。これまでに混合対象のガスとしてN2を取り上げ,SF6-N2混合ガスにおける基礎特性が明らかにされてきた。 今回は,SF6へのCO2の混合を対象とすることとし,基礎物性として温度300〜30,000 Kでの構成粒子を理論的に求めている。得られた結果に基づいて,同混合ガスにおけるアーク遮断後の生成物を検討している。