電気学会全国大会講演要旨
6-243
FBG光センサを応用した保護リレーの開発
○三浦祥吾(東芝)・河野史生・Beaumont P.(Toshiba International (Europe) Limited)・Fusiek G・Orr P.・Booth C.・Niewczas P.・Dysko A.(University of Strathclyde)
東芝と英国ストラスクライド大学は、FBG (Fiber Bragg Grating) 光センサを応用した保護リレーを検討している。従来の保護リレーでは、複数のCTを接続する場合には、それぞれをメタルケーブルで接続している。また送電線の両端のCTを使って電流差動リレーを適用する場合には、両端それぞれにリレーを設置して、各々のリレーがメタルケーブルで電流情報を取り込んでから通信設備を用いて互いの情報を伝送していた。今回試作した保護リレーシステムでは、複数個所においたFBG光センサを1本の光ファイバで縦列接続し、各センサで計測された電流情報をリレーに取得することができたことから、その結果を報告する。