電気学会全国大会講演要旨
6-242
新ハードを適用した66kV環線系統用保護継電装置の開発
川崎好博・興津俊幸・寺田敦彦・田島健二・○山口浩史(明電舎)
都心および臨海コンビナート地域の66kV送電方式としてループ送電方式が適用されている。ループ送電線(環線系統)の保護方式としては,従来はパイロットワイヤー方式が適用されていたが,当社は光ファイバを用いたディジタル電流差動リレー方式を電力会社と共同開発し,1989年より幅広く採用されている。 今回,電子部品の改廃に伴いループリレーのシステム構成全体を見直した結果,システムを簡素化するとともに,新ハード適用による省エネ,互換性の維持,等を図り,製品化を行ったので報告する。