電気学会全国大会講演要旨
6-233
制御所システムへの計算機仮想化技術の適用
◎藤田淳文・伊藤孝之・飯塚 剛(三菱電機)・荻原 治・西村征二・三浦正嗣(中国電力)
中国電力と三菱電機は、2005年より次世代の電力系統制御システムのライフサイクルコスト削減と拡張性・柔軟性向上に向けた研究を行った。その成果に基づき、2007年より制御所システム更新プロジェクトに着手し、2011年1月に最初の制御所が運転を開始した。2013年までに全拠点の更新を完了する予定である。三菱電機は制御所システムの設計、製作、試験を担当する。制御所システムの計算機インフラにおける新技術への取組みとして、計算機仮想化技術の適用について述べる。制御所システムに求められる性能と信頼性を確保しながら、計算機台数を従来比約1/3に削減し、ライフサイクルコスト削減に貢献した。