電気学会全国大会講演要旨
6-221
太陽光発電集中連系に用いる次数間高調波注入方式単独運転検出機能の実証試験
◎宇田怜史・羽田儀宏・西村荘治(日新電機)・大類正洋(関西電力)・小林広武(電力中央研究所)
わが国では今後、低酸素社会実現に向けて、太陽光発電の大量導入が見込まれている。本研究ではそれに対応する次数間高調波注入方式による単独運転検出機能を具備したパワーコンディショナ(PCS)を開発し、模擬配電系統にて実証試験を実施した。単独運転は完全バランス状態にて0.1秒以内で高速に検出できた。さらに、大きなアンバランス状態でも同様に高速に検出することができた。これにより、将来PCSへの具備が要求されているFRT(Fault Ride Through)性能との両立が図れる単独運転検出方式の一つとして本方式の活用が期待できる。