電気学会全国大会講演要旨
6-203
DCマイクログリッドにおける地絡特性
◎前山慎一郎・郭 威利・柿ヶ野浩明・三浦友史・伊瀬敏史(大阪大学)・恩地俊行・外山健太郎(富士電機)
DCマイクログリッドでは電流零点持たないため,遮断が難しく,また漏電電流や地絡電流の検出方法も交流と異なる方法が必要となる。DCマイクログリッドにはスイッチング電源が多数接続されておりスイッチングによるノイズが重畳されると考えられ,事故時の電流検出を難しくしている一因である。そのため,DCマイクログリッドの各接地方式に対する接地線電流が健全時,事故時においてどのような振る舞いをするか把握する必要がある。 本研究ではDCマイクログリッドモデルを作成し,地絡事故を模擬した実験を行い,接地方式による接地線電流の振る舞いの違いを測定した。実験と同様のシミュレーションを行うことで,対地浮遊容量の影響を考察した。